Lightroom ClassicのAIノイズ除去実践・調整

高感度撮影のノイズを恐れなくて良いですし実用的にノイズ除去できるということが分かってしまい、eos 7d mark iiを引っ張り出してきました。

望遠なレンズで室内撮影のケース
EF 400mm F5.6L (シャッタースピード1/500での撮影のためISO設定は16000まで上がっています)
↓そのままRAW現像
eos 7d mark ii + ef 400mm f5.6L ISO16000
↓AIノイズ除去 適用量40 (綺麗になりすぎる・・・と恐れをなして少し適用量下げてみたところ)
eos 7d mark ii + ef 400mm f5.6L ISO16000 強化-NR

なんと言いますか、元の画像に対して高い感度設定の場合の輝度・色のノイズの乗り方を踏まえて、適切に一枚そのノイズ成分がかかったレイヤを剥がしてくれている具合・・・。
機械学習をよく使いこなしているというのを感じますが、特にカメラの暗部特性については相応に学習用のデータ収集を重ねたそうですね。機種ごと・ISO設定ごとのデータというのも積み重ねているのでしょうかね?

2つめの工夫は、特に古いカメラのシャドウ部のパターンノイズを理解し除去するのに役立つ「ダークフレーム」の大規模なデータセットの使用です。(このために、私と同僚たちは多くの時間をレンズキャップを付けたまま画像を記録することに費やしました。これほど露出の低い画像に多くのギガバイトが費やされたことはありませんでした。)

blog.adobe.com


マクロレンズのケース
EF 50mm f2.5 Compact Macro (窓際で試しに撮ってみている写真のためISOはさほど高くなくって640です)
↓そのままRAW現像
eos 7d mark ii + ef 50mm f2.8 macro
↓AIノイズ除去 適用量40
eos 7d mark ii + ef 50mm f2.8 macro 強化-NR
こちらはさほどISO設定上がっていない範囲なのですが、拡大してみると元のRAWではいくらかざらざら感あるため試してみていました。
ボケ部分の印象とピント面の印象がそれぞれ変わるので立体感が出るかどうか (この調整はどうかなー、とまだ試行錯誤の範囲)。
マクロではブレを避けたり絞りで深度調整したかったりで高感度設定にせざるを得ないことが多いので、もっと他のケースでも試していきたいですね。

なお、上記2例望遠やマクロで試してみたのは、ボケてる部分とかどんな風になるのかなぁという興味からでした。
ポチッと押すだけでこれだけのこと出来てしまうので気軽に効果試してみられるというのが何気に一番凄いことだとも思ってます。